面会交流と養育費の調停 2度目の調停の始まり

1度目の調停がいきなり向こうの都合で打ち切られました。

残念ながら理由は解りませんでした。

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調停を自分から申し込む

現状としては

①養育費が決まっていない(書面でのやり取りはありませんでしたが、自主的に算定表に基づき4万円を払っていました。)

②子供との面会交流が決まっていない(離婚後、3ヶ月程会わせて貰えていない。)

面会交流については口頭で「月に1回程度は時間を設ける」との約束だったのに1度しか実施されませんでした。当時、子供は小学入学前でした。

養育費については「自分の子供であり、成人するまでは当然として、大学まで行かせてあげたい」と言う気持ちがありました。

なので自分から調停を申し込む必要は無かったかもしれません。

けど私の性格的なもので「書面で残せば元相方も安心だろう」と言う理由でした。

 なので、2度目の調停は「私が申立人」と言う立場です。

家庭裁判所に出向き事件受付カードを記入して「面会交流事件」「養育費事件」の2件の申し込みをしました。2015年7月下旬の事でした。

1度目の調停が終了して約2ヶ月後の事です。

こうして2015年下期、2度目の調停が始まりました。

今回は1度目の調停と裁判所が違います。

調停は申立人から見て相手方が住んでる住所の管轄の裁判所で行われます。
(仮に私が申立人で東京在住、相手方が千葉なら千葉の裁判所で行います。逆に、千葉在住の相手方が申立人なら、私の住んでる東京の裁判所です)

7月中旬に申し込みをして約1ヶ月後の9月上旬に行われました。

調停に備えての事前準備

1度目の調停では多少の緊張もあり、自分の考えを十分に伝えられない部分もありました。

そこで今回は事前に過去の経緯や現状を箇条書きにして準備しました。

①離婚後、子供と一度しか面会交流が出来ていない。

この時点で4ヶ月も子供に会えていません。

②月に一度のペースで相手方に手紙で交流のお願いをしているが、一切の返答が無い。

実際に、送った手紙をコピーして持参しています。

③離婚後、養育費の取り決めはしていないが算定表に基づき自主的に払っている。

以上の3点でした。

 

調停日の当日

さて場所は違えど、控室や調停の流れは基本的に変わりません。

控室には多くの人がいます。

「調停って稀な事だと思っていたけど、こんなに大勢の人がトラブルを抱えているんだな。。」と不思議な気持ちになります。

そして控室で待っていると、やはり同じように「事件番号〇〇の方、いらっしゃいますか?」と係の人が呼びに来てくれます。

今回の調停委員の人も男女のペアで年配の男性と40代位の女性。

控室に入り、お互いに自己紹介を済ませます。

そして、調停委員の男性から衝撃の一言を聞かされます。

もう、感の良い人ならお解かりですよね。。。

相手方は「欠席」つまり調停に来ませんでした。

もしかして「来ない可能性もあるな」思っていましたが、やはり残念です。

第一回目の日時は先方の都合を聞かないで、調停委員さんのスケジュールと自分のスケジュールを調整して決めます。なので「いたしかたない」と言う感じです。

次回の調停日を再設定して終了となりました。

 

予想外の出来事の勃発

その後、調停を大きく左右させる二つの事が発生しました。

1、警察からクレームの電話

私は月に1度のペースで「来月は一度、子供に会いたいから連絡を下さい」と言った簡単な手紙を送っていました。

本当に簡単な手紙でした。

それに対し相手から一切の返事はありませんでした。

この時すでに子供と最後に会ってから「半年」の時間が流れていました。養育費は払い続けていました。

そんなある日、自宅の電話が鳴りました。朝の7時位の早い時間でした。

「こんな朝早くから何だろ?」思って受話器を取りました。

すると電話口からは「〇〇警察署の者ですけど、山ピーさんでしょうか?」「実は元奥さんの事なんですが。。。。。」との事。

一瞬「まさか事故でも。。。。」思いました。

が、とんでもない内容の電話でした。

元相方が「私の送った手紙がストレスになるから辞めさせてくれ」と地元の交番に電話したらしいです。

警察としてもお願いがあった以上、私に電話せざるを得ない、との事でした。

電話口の警察官の方も遠回しに「一応仕事だから電話しましたよ。」と言った感じがありました。

2、代理人からの手紙

正直この時点で「この状況だと調停は長引くな。。。」と感じました。

そしてさらに嫌な予感は的中しました。

この電話の後に弁護士から手紙が届くようになりました。

相手方が代理人として弁護士を立てて来たんです。

そこには「今後は一切、本人に直接の連絡はお控え下さい」「すべて当事務所を通して下さい」言う内容が書かれていました。

 

お互いの主張をぶつけ合う

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相手方の欠席により再設定された調停日は約2ヶ月後でした。

雇用した弁護士は来るはずですが、当の「本人」が来ているか解らない状況でした。

本人が居ないと私の言った事を弁護士が「持ち帰る形」になり話がより遅れます。

「今回は来てるかな?」と待合室で不安な気持ちでしたが、予定通り相手方は出席していました。

当日でないと相手が来ているか解らない状況は辛いです。

「必ず参加します」と言っていてもドタキャンなんて普通にあることだと思います。

 

さて改めてになりますが、今回のポイントは二つです。

1つは「養育費」

これはもう書面があろうがなかろうが自分の子供です。

払って当たり前だと思っています。

なので、基本は算定表に基づきながらも可能な限りの金額の援助をするつもりでいました。

実際、直近3ケ月の給料明細も持参して行きました。(もし調停委員さんから言われたら直ぐ出せるようにです)

もう1つは「面会交流」

私にとって「本命」の議題です。

前回の裁判所とは場所が違うので担当者も違います。

調停委員の人は過去の経緯を一切知らない状況です。

そこで私は事前に準備した箇条書きの書面を提出し事情を説明しました。

①「1度目の調停」が相手方の申立てにも関わらず、急に取り下げられてしまった。

②離婚後自主的に養育費は払っている。

③にも関わらず半年近く、子供に会わせて貰えない。

④最後に子供と会って「次回は公園で遊ぼう」と約束した会話が最後。

⑤子供への面会交流のお願い文を郵送したら、警察に通報されてしまった。

一通りの説明をして私は部屋を出て待合室で待機となります。

入れ替わる形で相手方と弁護士が調停委員の人と面談をします。

そして再度、私が部屋に戻り調停委員の人から相手方の言い分を聞きます。

面会交流については「子供の為に、お父さんに会わす必要は感じています。」との事でした。

ただその為には前回と同じく「養育費をまとめて払って欲しい」と言う主張でした。

金額にして1.000万です。

今現在、毎月自主的に払っているにも関わらず半年近く子供に会わせて貰えません。

そんな状況で、この条件を飲む人はいないと思います。

何故ならお金だけ払って「子供が会いたくない、と言ってます」なんて言われたらアウトだし、そのお金を子供の為に使ってくれる保証も一切ありません。

私の答えは「今の状況ではまとめてなんて払えない。そのお金も無い」でした。

この無茶な要求に「子供を人質に取られたな。」と言うのが率直な思いでした。

「俺、もう子供と会えないかも。。。」との思いが頭の中を駆け巡りました。

その後、お互いに調停委員の人に自分の主張をしましたが平行線のままで調停は終了しました。

 

調停を終えて感じた事

相手方の希望する「前払いで1.000万」なんて今の現状で受け入れられませんでした。

いくら調停がお互いの意見をぶつける場と言っても「もう少し現実的な話をしてくれないかな。。。」

けど立場が逆なら、弁護士が付くならダメもとで「前払い」を要求するのがセオリーなのかもしれません。

それはさておき、今回の調停で感じた事は「親権を持った方=子供と一緒に生活する立場は強いな」と言う事につきます。

いくら私が「子供に会いたい」と主張しても元相方から「子供が会いたくない」言ってる言われたらどうにもなりません。

それが本当なのか嘘なのか、私に判断する方法がありません。

「養育費を払っているから会わすのが当然」と言う主張も出来ません。

世の中には私と同じように悔しいと言うか、納得出来ないと言うか、理不尽な思いを感じてる男性が大勢いると思います。

そんな状況が長く続くと「もう払うの馬鹿らしい」とか思う人がいるのも解ります。

けど、私の場合は子供が大きくなって「お父さんは成人するまでちゃんと養育費を払ってくれた。会えない時もあったけど、僕のことを忘れてなかった。」と言われたい。

結局、やっと行われた調停はストレスだけが溜まって何の成果も無く終了してしまいました。

 

疲れ切って自分から調停の取り下げ

その後、12月下旬に3回目の調停が実施されました。

元相方は「とにかく一括して」「ある程度のまとまった金額」での養育費を主張してきます。

それに対し私は「子どもに全然会わせて貰っていない」「様子も教えて貰っていない」「そんな状況で一括なんて無理」の繰り返しです。

年内に何とかなると思ったけど、相手方は弁護士まで雇うしお互いに譲歩しません。

調停委員の人に自分の言いたいことを主張するも「本人と話している訳ではないので全然先に進みません」

ぶっちゃけ正直「もう精神的に疲れた。。。」「しんどいな。。。。」「もういいや。。。」みたいな感情が沸いてきます。

「元相方は俺にはアレコレうるさく言ってたけど、子どもには優しかったから、子どもは彼女に任せても大丈夫だよな」と自分に言い聞かせてみたり。

ちなみにこの時期はクリスマスが近かったので「子どもにプレゼントをあげたい」との手紙を送っていましたが、それも無視されてしまいました。

その代わり相手の弁護士から「調停中なので、直接本人への連絡はご遠慮ください」と言う内容の手紙が届きました。

もうまさに「子どもを人質に取られている」「何をやっても前に進まない」と言った感じです。

3回目の話し合いも結局時間だけが過ぎ何の成果もありませんでした。

調停委員の人から「次はいつにしますか?」と問われました。

「もういいです。申し立てを取り下げます」私、そう答えました。

本当、精神的に疲れきってましたし、こちらが「子どもに会いたい、会いたい」と言えば言うほど、自分の立場が弱くなるような気もしたんですよね。

「取下書」と言う書面に日付を書き、自筆で名前を書き、拇印を押しました。

こうして2度目の調停はクリスマスイブに終了しました。

最後まで読んで頂きありがとうございます。